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記事No.555のURL「悪魔の手毬唄」ドラマ感想

次なる稲垣金田一は、やはり「悪魔の手毬唄」でした。

磯川警部がいない…。
そうなると、確実に「悪霊島」はドラマ化しないでしょうね。

原作読んでも映画見ても思うんですが、里子…何で死んでしまうん? 死ぬと分かっていても悲しいものは悲しいです。
金田一の映画・ドラマはいつも、原作を思い返しながら鑑賞するんですが、
「そういえばこの話って、ドロドロした男女関係に、なんとなくNice boatじみた香りが漂うなあ」
と、思いました。801ちゃん風に言えば、『でも同じことされたら、多分、同じことするよ』。

今回のドラマで一つ感じたことがあります。
犬神家、八つ墓村、女王蜂、笛、手毬唄。
…この選択をしたのは、製作元としては、レトロな映像を見せるという狙いがあるんじゃないでしょうか。
たとえば、犬神家なら戦争。
女王蜂なら月琴。
八つ墓村なら因習の残る村、落ち武者。
笛なら斜陽族、レコード。
手毬唄なら活動写真。
となれば、次は……獄門島でしょう。戦争と俳句がありますから。
ストーリー上どうしても放送コードに抵触せざるを得ないので、映像化できないかもしれませんが。