これまで数限りなくウェラー卿好きさんを敵に回しそうなもの(例:『眞魔国の男は秘密がいっぱい』)ばかり書いてきた私ですが、彼の帝国海軍のように真っ白い軍服姿もどうでもいい等という事を先日述べてしまいました。
率直に申し上げると、制服萌えはどうも理解出来ません。
その服が本来どのような用途の物であるか、という事を常に意識していると、萌えもへったくれもなくなるんです。例えばナース服なら、「ナース服→看護婦さん→大変→ご苦労様です」という風に連想してしまいます。萌えを見出す機会が何処にもないのよ。メイドさんは「使用人」という言葉しか連想出来ないので、多少は萌えられますが。
ですが。
私とした事が、先週、うっかり軍服によろめきそうになりました。
『コールドケース』の第22話『プラン』に、訓練施設が登場するんですね。更生施設なのか訓練施設なのか、いまいち不明なのですが。
そこの教官が軍服を着ておりまして(中尉だったか大佐だったか忘れましたが)、軍帽をかぶり直すシーンがあったんです。
そのシーンに萌えました。帽子を直すその斜め後ろ姿に「か、カッコイイ…」と一瞬目を奪われた訳です。くそう。やられたぜ。
コンラッドの軍服にさっぱり萌えず、そしてSS制服姿のリヒャルトに心を奪われた理由が理解出来たような気が致しますよ。ええ。
でもね、リっちゃん(←この呼び方広まらないだろうか。無理か)が好きな理由は、あげな親衛隊服にはないのですよ。絶対。ヒムラーの写真はあまりの不似合いさに、目にした途端に笑ってしまいましたもの。あれは一見の価値有りです。ぞっとしますが。
ふと思ったのですが、何故に喬林さんは次男の登場シーンで、『愛と青春の旅立ち』を引っ張られたんでしょうか。
いやいや映画が古いという事ではなくてね。
あの映画と次男のイメージとの間にどうも通じる点を感じにくいんです。…私がリチャード・ギアではなく、ついつい若き日のデヴィッド・カルーソばかり見ているせいかもしれませんが…。