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セフェラン様&台詞ないけどゼルギウス

目的地の屋敷の前に着くと、正面から扉を開け放って中に踏み込んでいく。
突然の自分の来訪に驚いて使用人たちが声を掛けてくるが、何も耳に入ってこない。
屋敷の奥へと入り込む足がやがて歩を早め、殆ど駆け足のような速度で廊下を進んでいく。
「今は誰も入らぬ様に、との事で…!」
そんな執事の制止を振り切り、セフェランは扉を開けて中に飛び込み、後ろ手に鍵をかけた。
部屋の隅、寝台の端に腰かけている館の主。その膝にすがりついて、セフェランは泣き伏した。
膝の主の意識はここになく、自分一人しかこの部屋にはいない。だから泣いて泣いて泣いて、彼が戻ってくるまでずっと泣いた。ひとひらの白い羽を握りしめながら。

蒼炎から10年以上前の話、のつもり。
多分、パルメニー神殿にでも行ってきたんでしょう(超適当)。
ここはゼルギウスなら慰めるんでしょうが、アイクなら殴るところんだろうなあ。殴るのが正解ですけど。

ファイアーエムブレム::蒼炎・暁 | 2007.06.15 15:46 | comment(0)

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