その1。
絵描き身内は絵描き中、私はパソコン中。
絵描き身内は私的中の私的用途の為に、ソーンバルケを描いていました。
参考にしていたものは、蒼炎のエクストラに入っているキャラクターイラスト。
彼女はそれを見ながら、あの生ける財宝をちまちまっと描いていました。カラーで。
身内:「ねえ…ソーンバルケの髪の色って、黄緑だよね?」
えびら:「うん」
身内:「黄緑か。あっちゃー…」
えびら:「何したの…って、何じゃこりゃああ!?」
そこにいたのは、ソーンさんではございませんでした。
…何種類ものペンキを頭に被った変な人でした。
その2。
絵描き身内は頑張ってソーンさんの髪を直しました。
…『まあ大体黄緑色だよね』という程度には直ってました。
で、服を塗りながら。
身内:「ねえ…」
えびら:「ん?」
身内:「ソーンさんが下に着てるの…全身タイツ?」
えびら:「は? いや、ちょっと待て………えーと……」
獅子の末裔に全身タイツ疑惑が浮上しました。
…奴があれ以上脱いでくれない限り、我々が全身タイツ疑惑を捨て去る事は出来ません。