記事一覧

記事No.339のURL「悪魔が来りて笛を吹く」感想

昨晩の稲垣版金田一の感想です。

続き

個人的には、いまいちでした。原作本来の陰惨さが描写不足。
忌まわしい因果のみを描いて、斜陽族の零落ぶりや親族の葛藤なんかが見事にカットされていましたね…。
一彦がアレだった点はさておき、出来れば美禰子と火禾子母子の葛藤、利彦の駄目っぷりはシーンに入れてほしかったです。(にしても、本当に「アキ」の漢字は打っても出ないんですね…)
クライマックスの治雄の自白は、それなりに良かったと思います。
それにしても、おこまの髪型はすごかった。ゴッドヘアとは、あんな髪を言うのでしょうねえ。

ところで私、金田一シリーズの中でもダークさで一、二を争うあの話に、明るいイメージの国仲涼子を起用した理由が不明でした。
観る前までは。
妹キャラ狙い、ですか?
妹キャラ萌えとは予想外でした。原作ではどちらかというと、娘キャラ萌え、に近いような気がするので。

次は何を映像化するのでしょうか。
他に映像化しやすそうなのは「悪魔の手毬唄」だと思うのですが、映像化するならもっと後でしょうね。
しつこくも主張するのですが、「三つ首塔」なんかどうでしょうか、フジテレビさん。