絵描き身内が蒼炎&暁初プレイ中。それが元ネタ。
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絵描き身内の蒼炎初プレイより。
アイク:「フェニキス王、話がある」
ティバーン:「なんだ?」
アイク「クリミアを取り戻したらリュシオンをフェニキスに帰す、という約束をしただろう。あれは果たせなくなった、すまん」
ティバーン:「…は?」
アイク:「リュシオンにはうちの傭兵団に来てもらいたい。すぐって訳にはいかないが、いずれそうする約束をした」
人は、それをプロポーズと言います。
アイク&リュシオン支援A。
ただでさえ多いアイクの絆支援相手が、これで更に追加。
アイク:「そういえば蒼炎&暁で、双子キャラって出たか?」
ライ:「んー、そういえば考えた事もなかったな」
(考え中)
ライ:「…ダニエルとジョージだけ、か?」
??:「……もう何も話す言葉はない。行くぞ、ライ」
アイク=絵描き身内
ライ=私ごめん、忘れてた。
「お兄ちゃん、早く来て! リュシオンさんが大変なの!」
ミストに呼ばれてアイク達が急いで行ってみると、小さな部屋の中でミストがおろおろしていた。その奥ではリュシオンが石化したように立ちつくし、壁をじっと見つめていた。
「リュシオン? どうしたんだ?」
「…」
答えないリュシオンの代わりに、ミストが言う。
「この部屋に入った途端、ずっとこの調子なの。黙って壁の模様を見つめて…」
「何だ、これは…?」
アイクも壁の模様を見つめた。ところどころに固まって描かれた細かい流線状の模様は、絵というよりは文字に見える。だが、アイクの目にした事のない文字であった。
「これは…古代語です。魔道書の呪文なども、全てこの言葉で綴られています」
「読めるか、セネリオ?」
「ほんの少しなら…」
そう言うと、セネリオは壁に近づき、自分の語彙で読める部分を探して読み始めた。
「これは…………………何と言うか…」
「何だ?」
「…妄想小説、ですね。誰がここにいたのか知りませんが、余程暇だったんでしょう」
「は? 妄想小説?」
「アイクは知らなくてもいい物です」
セネリオはきっぱりとそう答え、壁から視線を外し、リュシオンを見た。
すると…リュシオンの肩がわなわなと震えていた。
「リュシオン?」
アイクが肩を叩こうとした、その時。
「っ……リーリアの、バカっ!!」
リュシオンはそう叫ぶや否や踵を返してアイク達を押しのけ、部屋から走り去った。
「私は兄上にそんな事しないっ!!!!」
と、泣いて叫びながら。
どんな内容だったんだろう。