突然ですが語り始めます。
えびらさんが「まるマ」という単語を初めて耳にしたのは2004年の秋頃、物書き身内との電話の最中でした。
彼女はまるマを読みながら電話していたのです。流石、ながら族聴きながら派の女(私はながら族見ながら派です)。
電話の向こうで笑い転げていた彼女に、
「何してんの?」
と聞いた所、
「『まるマ』読んでるの」
と返して来ました。
ナニソレ?というのが当時の率直な感想。あまり興味はなかったので、私はそれ以上質問しませんでした。
で、後日。
彼女はまるマを抱えて帰省しました。
絵描き身内は素直に勧められて読んだのですが、ひねくれ者の私は「読め」と言われてもなかなか読みませんでした。
2週間かそれ以上してから、ふと、物書き身内の机にあった今日マを手に取りました。
その時気づきました。「あれ? テマリさんの絵じゃん」と。その頃はまだ、挿絵でしかテマリさんを知っていたなかったのですが。
パラパラ読みました。確か、2日くらいでめざマまで読み終わりました。求婚返しにモエていたのを覚えています。
その後、お嬢様を読むまで少しだけ間が空きました。今から考えると何と愚かしい行動なのでしょうか。
その頃、既に私はFEの小説サイトを持っていましたが、すぐにまるマを始めたいとは思いませんでした。
『知っているジャンルの二次創作は、一度は見て回る』という謎の鉄則の下にまるマサイトさんを巡りました。
ですが、その時、私は次男×陛下などというものは考えた事がありませんでした。私の妄想力が不足していたのでしょう。コンユサイトさんのただならぬ多さを見て、
「三男や長男なら解るが、どうして次男?」
と、不思議に思っていたものです。
…しばらくサイト巡りをする内、ふと、気づきました。
「私、コンユの方が好きかもしれない…」
と。
そしたら、こういう事になりました。取り返しのつかない程コンユだらけな状態。
コンユの何に心を掴まれたのか、はっきり言って謎です。今でも謎です。